巳年を趣向にしました。
待合には 加賀水引の紅白の巳を さわらびメンバーさんのお一人が作ってくださいました。
(手作りに勝るもの無し)感謝!
本席 床の間は「瑞雲生五彩」、所縁には九谷置物 琵琶に白蛇(徳田八十吉)
絵馬十二支風炉先屏風 後一枚で来年十二支完成です。嬉しく、月日が早くもあり 色々のこと懐かしく懐かしくも思い 皆さまのその年の願いが書かれた絵馬は私の宝物です。
お薄席
主菓子は花びら餅(吉はし製)を九谷の金継ぎした器(お直し川村友美作)にお出ししました。
水指は九谷三つ組の鉢の一つに巳年に因んで蓋(漆作家川村友美作)を作りました。
今年の趣向メインの品、巳の記念になりました。
蓋の摘まみの形は琵琶、表面の漆塗の線は琵琶の音の旋律、裏面アコヤ貝の螺鈿は巳の鱗を螺鈿技巧で
黒漆、赤漆、白漆の渦でとぐろ巻いている様子をイメージして 漆塗りのなかにはへびの「へ」を仮名文字で入れ込ませています。お正月返上で作品を作ってくださった漆作家さん 感謝します。
私は巳年なので大切な逸品になりました。
お茶碗は十二年前巳年 み2001の干支茶碗(大樋長阿弥)と弁財天に白へびの干支茶碗にしました。
香合は白ヘビ香合(丹波焼)さわらびメンバーさんのお一人からのお土産です。
へびちゃんはお顔がとても可愛く上品です。大切にします。
お正客さまから 巳年についてのとても良いお言葉を聴けました。
「へびは後退しなから前進のみ 良い年に! ただし 脱皮しながら進むので 心して頑張り
乗り切るのが大切だ。」
二席目は金粉入り梅茶にしました。干菓子は干支「鱗形」うす氷(五郎丸屋)
福引は魔除け(五色)の水引に ご縁がありますようにと五円玉をつけて蛇を作りました。
メイン福引は干支小茶碗、ギャラリーは干支懐紙など空くじ無しとしました。
ほんと!!和やかなひとときでした。
ご参加いただいた皆様、さわらびメンバーさん達 ありがとうございました。
次会もまた楽しみましょう。
髙木 宗寿
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