「金物づくし」とは、紹介します。
加賀友禅の「宝づくし」をモチーフに金丸染工、金丸絵美さんがデザインして 髙木屋金物店リニューアル2周年記念にオリジナルてぬぐいを作りました。
「宝」を当店の金物に当てはめ、「金物づくし」としました。
招福を願って『宝づくし』から『金物づくし』へ
「宝づくし文」とは・・?
吉祥文様のひとつで宝物を集めた文様です。元来、中国に起源をもつ、模様で、福徳を招く文様としてよろこばれ、松、竹、梅や鶴・亀などと組み合わせ使うこともあります。室町時代以後に賞用されました。
◎宝珠は(蚊遣り)に・・願いの叶う宝の珠(なんでも意のままに願いを 叶える)
◎打ち出の小槌は(やかん・鉄瓶)に・・打てばなんでも出るという小槌(願いを叶えてくれる。敵を対つ)
◎宝鍵は(土蔵の鍵)に・・宝の倉庫の鍵(富を開く・富をあける)
◎金のうは(鋏、スプーン、フォーク)に・・財宝を入れる袋、巾着袋 (富の象徴)
◎隠れ笠は(土鍋)に・・かぶれば身を隠すことができる笠 (危険な事、物から姿を隠し守ってくれる) 男性の文様
◎隠れ蓑は(ほうき)に・・着ると身を隠すことができる蓑 (危険な事、物から姿を隠し守ってくれる) 女性の文様
◎丁字は(包丁)に・・南洋の果物で平安時代、絹と共に日本にもたらされた。貴重な薬、香料、染料(夫婦円満、健康、長寿)
◎分銅は(おろし金)に・・秤で金の重さを量るのにつかうおもり (富の 象徴)
◎巻物は(茶筒)に・・資料、記録などを記す書(知恵、知識)
◎七宝は(鍋敷)に・・法華経でいうところの、この世の七つの宝 (金・銀など~が含まれる)
当店入口では、加賀友禅オリジナル暖簾で皆さまをお迎えしています。
打ち出の小槌をくぐって、幸&福がひらひらと舞い降りますように!
¥1,100(税込)
(2022年09月現在)
© TAKAGI-YA KANAMONOTEN